中国のジョブズ、小米(シャオミ)創業者「雷軍」の履歴書

2014年11月11日(独身の日)、小米はアリババのBtoC向けECモール「天猫」で自社の携帯電話を116万台販売し、1日の売上にしてなんと、11億6千万元(約218億円)をも売り上げました。
彼らは「リアル店舗を持たない」、「広告費をかけない」戦略で2013年の携帯電話出荷台数は1,870万台、売上高は316億元(約5,280億円)を記録。たった創業4年で急成長を果たし、世界を驚かせています。

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そんな小米を率いる人物はどんな人なのでしょうか?今回は中国のジョブズの異名をもつ小米(シャオミ)創業者、「雷軍」について取り上げたいと思います。

雷軍

学生時代

1969年湖北省仙桃出身。1987年地元の高校を卒業後、湖北省の名門、武漢大学の計算機科に進学。
大学在学中にDOSに関する書籍と出会い、2年をかけてウイルスソフト、財務系ソフト、CAD等の様々なソフトウェアの習得にふけりました。
武漢の電気街にも通い詰めていたので、当時の電気街ではソフトウェアにやたら詳しい青年として有名人になっていました。

最初の起業

大学4年時(1992年)にシリコンバレーの盛り上がりに刺激され、同級生と一緒に起業を決意。
中国語入力のソフト開発・販売で生計を立てていましたが、彼らより大手の競合が出現し模倣ソフトを開発されてしまいました。
結果、価格競争に耐えられなくなり、創業半年という短期間で解散を余儀なくされてしまいます。
会社は倒産したものの、彼らの商品の評価は高く、湖北省科学技術選手権で最優秀賞を受賞しています。

金山軟件と雷軍

雷軍

会社を解散した1992年(当時22歳)、雷軍は金山軟件に入社。
金山軟件は中国最大のソフトウェア開発・販売会社の一つで、日本法人として東京・赤坂にキングソフト株式会社があります。
雷軍は22歳から38歳までの16年間、金山軟件に在籍。1998年当時28歳の若さで総経理(社長)に就任、2000年には総裁(CEO)を歴任しました。
2007年に香港証券取引所へ上場を果たした後、同年末にCEOを退任。2011年に董事長(会長)として取締役会から選任され金山軟件に復帰しました。(小米の董事長と兼任)

エンジェル投資家としての顔

雷軍

雷軍は中国ではエンジェル投資家としても有名です。
アマゾンに買収されたBtoC向けECモール「卓越網」、エスクロー決済サービスの「拉卡拉」、アパレルECの「VANCL(凡客誠品)」などの20社余りのシード投資を行い、自身でシード投資向けのVCも組成しています。

小米創業と雷軍

小米経営陣

小米創業までに雷軍はすでに17社への投資をしていました。前職の金山時代のネットワークや投資家とのネットワークを活かし、2010年4月、現Google中国システム研究院副委員長の林斌、マイクロソフトのシニアマネージャー、金山のシニアマネージャーなど、7名の超豪華メンバーで小米科技を創業。
雷軍は自身を「16年で53台の携帯電話をつかうほどの携帯オタク」と称するほどの携帯好きで、2011年には自社ブランドの小米スマートフォンの第一弾を発表しました。
その後、別モデルのスマートフォン、タブレット、TV、ポケットwifi、ウェアラブル端末など次々に商品を発表。目下、急成長中です。

まとめ

学生時代からソフトウェアの申し子として名を馳せた彼は、大企業の社長と上場を経て、エンジェル投資家へ転身します。
その後、豪華メンバーを率いて小米を創業しました。時代の流れからスマートフォンを作るのは彼の運命だったのかもしれません。
小米は創業4年ながら急成長を遂げ、今や出荷台数世界4位のスマホメーカーまで上り詰めています。時代の寵児、雷軍から今後も目が離せません。

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