3分でわかる!
中国で最も普及している決済ブランド「銀聯(ぎんれん)」

皆さんはクレジットカードのブランドと言えば何を思い浮かべますか?
VISAでしょうか?それともJCB?MasterCard?

中国でこれらよりもはるかに一般的なブランドが銀聯(ぎんれん)です。
最近は中国人観光客の多い日本の店舗などでも目にする機会が多くなりました。
今回は銀聯についてご紹介します。

1.概要

銀聯

銀聯は2002年3月、中国の銀行間を跨いだ決済をスムーズにすることを目的とし、60数行の銀行が協力して設立された決済インフラ連合組織で、2014年8月時点で、世界140ヶ国でサービスを展開しています。

中国の銀行キャッシュカードには、基本的に銀聯のマークがついており、このマークが有るATMでの預金引き出し、店舗での買い物、各種料金の支払いなど総合決済サービスを提供しています。

基本的にはデビットカードのため、支払い時に即口座から料金が引き落とされます。
中国では収入格差も大きく、与信の審査に通らないことも多いため、クレジットカードよりも、審査の必要の無い銀聯カードが普及しましたが、最近ではクレジットカードも発行しており、クレジット会員数が急激に増加しています。

2.発行枚数 世界シェアNo.1

銀聯ブランド

銀聯ブランドのカードは、これまで世界で42億枚(2013年12月時点)以上発行されています。
これにはクレジットの機能の無いデビットカードも含まれるため、単純比較は出来ませんが、2位のVISAが26億枚と言われていますので決済カードとしての発行枚数は圧倒的なNo.1となります。

ちなみに少し古いデータになってしまいますが、決済金額で見た場合、業界紙のニルソン・レポートによると2011年上期の銀聯クレジットカードとデビットカードの合計使用額の世界シェアは第3位MasterCardの21.7%を抜いて23.8%となり、同46%のVISAに次ぎ世界第2位となっています。
銀聯の決済額は年々大幅な増加傾向で、今後VISAに迫っていくことが予想されます。

3.オンライン決済では苦戦

オンライン決済

中国国内でオフラインでは圧倒的なシェアを誇る銀聯ですが、オンライン決済市場では苦戦を強いられています。

中国のインターネット関連調査会社のiResearchによると、2013年第一四半期の第三者オンライン決済事業者における取引規模市場シェアで銀聯は第3位(10.5%)。第1位でアリババの運営するAlipayが48.3%と大きく引き離されています。

オンライン決済市場シェア

2013年Q1 中国のオンライン決済市場における取引規模が10,181.3億元到達

特に近年はモバイルでの決済が伸びており、モバイル決済で圧倒的なシェアを誇るAlipayの牙城を崩すのはかなり難しいでしょう。

まとめ

銀聯は銀行のキャッシュカードと一体になっており、中国でその存在感は圧倒的です。
中国人消費者をターゲットとしたビジネスにおいて、特にオフラインでは銀聯は欠かすことの出来ない決済インフラだと言えるでしょう。

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