3分でわかる!中国のスマホアプリ配信事情

日本ではスマホが普及し、アプリを使うことが多くなっていますが、中国でも同じようにスマホ普及率が50%を超え、様々なスマホアプリが使われています。
日本ではスマホアプリはAppleの運営するApp Storeか、Googleの運営するGoogle Playでダウンロードするのが一般的ですが、中国はiPhoneのシェアは5%と低く、またGoogleのサービスも使えないため、様々なアプリ配信業者が存在します。
また外資系企業のゲームアプリ配信には規制があったりと、中国ならではの事情もあります。
今回は中国のスマホアプリ配信事情についてまとめました。

アプリの配信方法

手機助手

中国でのアプリの配信は主にモバイルアシスタント(手機助手)と呼ばれる、アプリ・写真・動画・音楽などのデータを一元管理出来る基本ソフト上で行われます。
モバイルアシスタントはスマホにプリインストールされているものや、ダウンロードするタイプがあり、
アプリ製作者はこれらのプラットフォーム上にアプリを申請・登録することで、ユーザーはダウンロード出来るようになります。

主要プラットフォーマー

配信プラットフォームのシェア

主な配信プラットフォームは360手機助手、百度手機助手、91助手、豌豆荚、応用宝、安卓市場で、それぞれ検索サービス最大手のBaidu(百度)、セキュリティソフト最大手Qihoo360(奇虎360)、メッセンジャーソフト最大手のTencent(騰訊)などが運営していたり、グループ企業がサービスを展開しています。
中国のIT系調査会社EnfoDeskによると2014年第3四半期のアプリ配信シェアはこの6つで90%以上を占めます。
注目は豌豆荚(英語名:SnapPea)で、2014年1月にソフトバンクが1.2億ドルを出資、最近は急速にシェアを伸ばしています。

外資系企業へのゲーム配信規制

パズドラ中国版

(パズドラ中国語版)
パズドラが香港や台湾でもヒットし、日本のゲームはクオリティの高さなどから海外でも人気が有ります。
しかし、中国では外資系企業のゲーム配信には規制が設けられています。

通常のアプリは各配信事業者のフォーマットに従って申請作業をすれば登録完了ですが(申請は中国語のみ対応の配信事業者がほとんど)、ゲーム配信の場合、文化部が所管するネットワーク文化経営許可と、工業情報化部が所管する増値電信業務経営許可が必要で、これらは原則として内資企業(中国人が 100%の資本を有する状態)にのみ許可されます。
そのため多くの外資系企業が中国のゲーム会社にライセンスして配信する形式を取っており、パートナー選びや収益の配分についての取り決めが重要になります。

参考
JETRO:中国スマートフォン向けモバイルゲーム市場調査

まとめ

中国ではスマホユーザーが5億人を超え、アプリのマーケットも急激に拡大しており、製作者にとっては非常に魅力的なマーケットです。
一方で競争も非常に激しく、毎日1000以上もの新アプリが登録されているとのデータもあります。
今後も中国のスマホアプリ市場の動向に注目です。

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